アンケート調査したいんだけど、アンケートってどの位取れば良いの?統計用語を用いて簡単に説明させていただきます

アンケート調査にご協力お願いしますーー

・・・





というわけで今回は「アンケートは何枚取れば良いのか?」について調査してきました!!
目次(Contents)
アンケートの枚数を求める前に・・・



結論から言うと、アンケートの枚数は
・標本誤差を何%に抑えるか?
・信頼係数を何%にするか?
で決まるよーー!!


そうなんだよーー。そこが今回の中で一番説明が面倒くさいところ。
それぞれの定義を確認してみるよ~~
標本誤差について
標本誤差の定義
標本誤差とは母集団のすべてを調査しないで、一部の標本を無作為抽出して調査した結果にともなう誤差である。つまり全数調査には存在せず、標本調査の持つ誤差である。 ※日経リサーチより引用










要は全部の睡眠時間の平均を聞いているのに、北海道の学生30人に聞いてそれを全国平均にしてしまうとかさ、、、
地域によって気候や生活習慣は異なってくるから、それを配慮していないから全国平均のデータとはならない。
だから、都道府県ごとの学生のデータが必要になってくるよね。まぁ今ではそういう情報は統計局っていうホームページへ行けばデータが開示されているから楽なんだけどねぇ〜






標本のデータ精度の高さが標本誤差って覚えておいて!!仮に標本(集めたデータ)が100あったとして標本誤差が5%とするなら、5つのデータは間違えたものとしてカウントしてね~~

信頼係数について
信頼係数の定義
統計学において母集団の母数を推定するに当たり、その無作為抽出標本に従属して定められる区間に母数の値が属する確率。信頼度。 ※大辞林 第三版より引用




、、、半分しか合っていないようなデータですよね?
そんなもの参考になるわけがありません!!





だから100%の信用できるデータは作らなくて良いんだよ。
統計学では、基本的に信頼係数は95%、つまり100人にアンケートを取って5人のズレは許容範囲内で収まるから、信頼できるデータとして参考にできるね。


それは調べるものによって違いはあるよ。
簡単なアンケート調査をするなら、90%以上の信頼係数があれば充分だし、製品の不良品を検査するなら、97%以上の信頼係数が無いと商品として販売できない。
こんな感じで信頼係数の違いは発生するんだ~~


標準誤差と信頼係数はこれで大体わかったかな?
もし「全然分からない」「もっと詳しく知りたい」という方は、今回参考にさせていただいた本を下に載せておくので、そちらの方で確認してみてください!!
調査に必要なアンケートの枚数を求めてみる
公式



※スマホの方は式をスクロールして見てね~~
※信頼係数95%で求める場合(精度は高め)
※信頼係数90%で求める場合(精度はある程度高め)

標本比率の説明をしていなかったけど、今回はそこまで関係ないかなぁ~~
式を見れば分かると思うんだけど、標本誤差が最も大きくなると思われる場合の標本比率はいくらだと思う?

、、、この場合は分子が大きくなるほど、標準誤差が大きくなるので、標本比率は50%
つまり0.5×0.5が一番標準誤差を大きくすると思います。

正解😀😀
だから、標本比率は最悪のずれ(標準誤差が大きいこと)を想定して、基本的には50%で良いと思うよ~~


う~~んとね、、、そこもあんまり覚えなくて良いよ。
本来は統計学において重要なところになるけど、今回はあんまり混乱させたくないから、精度が高い場合(90%,95%)の式だけ説明したんだ。
もし詳しく知りたい方は先ほどの参考資料を見てね~~
実際に求めてみた

さきちゃんは自分で作ったお菓子のおいしさのアンケート調査を取りたいと考えています。信頼係数95%の精度でデータを集めたいとして、標本誤差は7%以内に抑えたいと考えています。さきちゃんは何人からアンケート調査の回答を得れば良いですか?(ちなみに標準誤差が最大になることを想定して標本比率は50%でお願いします。)

<計算過程>※スマホの方はスクロールしてみてね

まとめ
今日の記事のまとめです。
では、また次の記事でお会いしましょう!!
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